希望知道的事
第606话 ホーチミンの事務所
おはようございます。
来週、ホーチミンの事務所は、引っ越しをすることになりました。
これまでベトナムに会社が出来て以来、一度も引っ越しをすることがありませんでしたが、大家の都合で、急きょ出なければならなくなりました。
ベトナムでは、日本と異なって、突然引っ越しを余儀なくされることがあります。数年前は、契約の途中であっても、急激な物価上昇を理由に、家賃のアップを要求されるようなところもありました。
もしその要求を受け入れなければ、「他にも借りる人が沢山いる」という理由で、契約を解除されるようなことまであったのです。それほどまでに、需要と供給にバランスがあっていなかったのです。
今、ホーチミンの事務所は、東京の日本橋の事務所とほぼ同じ単価です。世界の地価ランキングでも20位以内に入るほど、ホーチミンは値段が高いのです。
これまでは、オフィスビルが少なかったので、ずっと上昇傾向でした。多くのベトナム人は、値段は上がることがあっても、下がることなどないと思っていたことでしょう。
しかし、世界の多くの都市がそうであるように、不動産の価格というのは、あまりにも高くなりすぎると、必ずその反動が起こります。ホーチミンでも街のあちこちでビルの建設ラッシュが起こり、供給のほうが需要を上回ることになってきました。
先日の報道では、昨年に比べ最大で15%も価格が下がったそうです。
日本でも過去に何度も不動産の価格が下がった経験があります。一度下がった価格が再び上がるには、大規模な再開発など新しくしなければ難しいことでしょう。新しくて大きなところにどんどん流れ、古くて小さなところは、益々下がってしまいます。
私は10年以上も前からベトナムに行っていますが、価格が下がる経験をしたのは初めてのことです。景気や経済というのは、上がることもあれば下がることもあるものです。ベトナムが、初めて下がるという経験をしたということは、これも発展したからなのでしょう。
世界の多くの国が経験するように、ベトナムでも、これからは様々なものが上がったり、下がったりすることになることでしょう。
ベトナムではそれでも以前として高いインフレ状態です。このインフレ状態を抑えるような政策が行われれば、ベトナムはもっと発展することでしょう。
そうでなければ、ベトナムに進出してくる企業の数よりも、撤退してしまう企業の数が上回ってしまうことでしょう。
感谢。2010年4月30日