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第681话 主語を明確にする
おはようございます。
英語などヨーロッパ系の言語は、主語+述語+目的語といった基本的な構文がルールとして存在しています。
ところが、日本語は、構文としてのルールが曖昧であります。また、日本語には、主語がない述語言語だとも言われています。
例えば、『昨日は、とても暑かったので、エアコンをつけて寝ることにしました。』という文章があったとします。
しかし、この文章には、主語がありません。暗黙の主語として、これを言っている人が主語となるのですが、実は正確には判りません。
日本人は、この文章を読んだ時、一瞬で『私は』が主語だと判断します。しかも、その主語は、全体の文に対するものだということを理解しているのです。
つまり、この文に『私は』という主語を入れて主語+述語+目的語という構文で表すと次のようになります。
『昨日は、私はとても暑かったので、私はエアコンをつけて、私は寝ることにしました。』
しかしもし、エアコンをつけたのは、『私』ではなく『父』だったらどうなることでしょう。また、『とても暑かった』のは、『私だけ』でなく、『東京が』暑かったとしたらどうなるでしょう。
『昨日は、東京はとても暑かったので、父はエアコンをつけて、私たちは寝ることにしました。』となります。
このように日本語は、とても曖昧なのです。しかし、この曖昧な日本語のことを、日本人は、外国人よりも遥かに意識していません。曖昧であるということを知らないだけでなく、これが当たり前だと思っているのです。
しかし、仕事においては、『誰が』+『何を』+『どうした』という基本的なルールが存在します。これは日本語の問題ではなく、仕事をするうえでの基本なのです。
ところが、メールのやり取りやグループウェアの回覧などを見ていると、『誰が』+『何を』+『どうした』ということが曖昧な文章が沢山見られます。これでは、誰が何をどうしたら良いのか判りません。
また、打ち合わせや会議などにおいても、主語がない会話をしていることを見かけます。誰が言ったのか、自分が言ったのかが不明確なのです。
『誰が』という主語を省略することは、大きな誤解を生じることになります。仕事においては、主語がない会話や文章は、曖昧であり問題であることを認識して下さい。
感谢。2010年8月19日