希望知道的事
第1005话 表裏一体
おはようございます。
皆さん、今日もお元気ですか。元気な気持ちは、健康の源です。今日も一日、張り切って楽しく過ごしましょう。
相反する二つのものが大もとでは一つであることを表裏一体と言います。見た目では、表と裏では全く異なりますが、見方によっては大もとが一緒なのです。
例えば、短所と長所もそうですね。
私の長男は、重度の知的障害者のため、字を書くことが苦手です。上手に字を書くことができません。そんな彼が、字を書く練習をするため、自分の名前を大きな紙に書きました。
彼の書いた字は、絵のようにも見える不思議な文字でした。そして、先日、その中の一枚が、芸術作品展で最優秀賞を受賞したのです。
下手に見える字が、絵のようにも見える芸術作品として評価されたのです。
このようなことは、日常生活でも沢山あります。仕事をする時間が遅いと言われる人ほど、慎重で一番ミスが少なかったり、仕事をする量が多く素早いのに、ミスばかりを起こしてしまう人など、短所と長所は、表裏一体なのです。
私たちは、無意識のうちに呼吸をしています。呼吸していることを意識していないのです。
ところが、風邪をひいて鼻がつまったり、咳きが出たりすると、呼吸をするのが困難になります。できるだけ早く、楽に呼吸できるようになりたいと思うはずです。
私たちは、苦しくなって初めて、楽に呼吸ができることがどれだけありがたいかが判るのです。普段は当たり前のことを、苦しくならないと判らないのです。
このように考えると、不満と満足も表裏一体と言えることでしょう。普段なにも感じてもいないで、すんなりと思い通りになっていることに、私たちは満足しているとは中々考えられません。
ところが、一旦それがすんないと行かないと不満に気が付くと、今まですんなり行っていたことが、満足なことであることに気付くのです。
これは、不幸と幸福でも同じかも知れませんね。幸福の時には、感じられない何気ないことが、不幸のような状況に陥らなければありがたいと思えないものなのです。この世では、あらゆるものが表裏一体かも知れませんね。表だと思ったら、裏からも考えて見ませんか。
私は、そのように私自身に言い聞かせています。
感谢。2011年12月14日